三重・津松菱百貨店で黒井千左・博史父子展が始まりました。
三重・津松菱百貨店で黒井千左・博史父子展が始まりました。
4年ぶりの開催です。茶道具を中心に日用雑器など約70点を展示しています。
緊急事態宣言下ではありますが、街は人も少ないので、百貨店では感染対策をしっかりしています。是非ゆっくりご鑑賞していただければと思います。
今日は天気が良さそうです。
三重・津松菱百貨店で黒井千左・博史父子展が始まりました。
4年ぶりの開催です。茶道具を中心に日用雑器など約70点を展示しています。
緊急事態宣言下ではありますが、街は人も少ないので、百貨店では感染対策をしっかりしています。是非ゆっくりご鑑賞していただければと思います。
今日は天気が良さそうです。
上部に櫛目を入れてあり、涼しげな作品となっています。また窯変と呼ばれる若草色とびわ色が入り混じった色合いで、落ち着いた花入です。
白い花はムクゲで俗称を祇園守(ギオンマモリ)と言うそうです。内弁があり、八坂神社(祇園さん)の神紋に似ていることからその呼び名がついたそうです。面白いですね。
その下の花は前回に続いてフウセンカズラです。大きく育った風船部分を含め、大事に育てている息子に分けてもらい母が生けました。
今日は十二ヶ月茶盌の8月の茶盌、「秋草に虫の絵茶盌」(黒井千左作)でお茶をたてました。
8月の茶盌は一足早く秋を感じさせるものですがお菓子は夏真っ盛りと言った感じのひまわりのゼリー菓子です。
うだるような暑さを一瞬、忘れさせてくれるようなお茶盌です。
この茶盌と銘々皿は黒井千左作です。6月の茶盌は邪気をはらう祭りを描いています。半年分の健康と厄除けを祈願する祭りです。
キウイの絵柄のついたゼリー菓子と三温糖の干菓子と一緒にお抹茶を頂きました。ホッとできる一時です。
汗の滲む暑い季節となってきました。
新しい花入に新しく茶花を活けてもらいました。どちらとも黒井千左作です。
左の茶花は京鹿子(キョウカノコ)とシモツケ、それにアジサイです。
右の茶花はオオヤマレンゲと春咲き秋明菊です。
いずれも暑さを一瞬忘れられるような涼しげな佇まいです。
昨日、サラリーマン時代を過ごしたRSK山陽放送に私の作品を寄贈させていただきました。
6月より新しい社屋での業務が本格化したのに合わせて、引き渡しに伺いました。
原会長、藤森副会長、永井常務、里見取締役営業局長と経営陣勢揃いでお出迎えいただき、応接室で披露・引き渡しとなりました。
作品は事前に候補作品を原会長に見ていただいた上で選んでいただきました。
虫明らしい若草色と枇杷色の入り混じった窯変(ようへん)の色合いに、口縁に瀬戸内海をイメージしたブルーの釉薬を吹き付けたシンプルですっきりしたフォルムの丸壺です。
この日対応いただいた役員の皆さんは、私が営業部、報道部記者として奉職させていただいていた時の直属の上司ばかり。今や経営の中枢でご活躍なのは、とても嬉しいし、励みでもあります。
作品の話をはじめ、私が勤務していた時の話など懐かしい時間が流れました。こうして、古巣の諸先輩や同期、後輩の皆さんと退社して17年たった今も繋がっていられることを改めてありがたく感じました。気軽に足を運べる場所があるのは、孤独な作陶活動の今の自分にはとてもプラスになっています。
社員の方々をはじめ、来客された方が作品を見て、ひと時でも心落ち着く時間になり、ビジネスがうまく進めばと願うばかりです。
ついでに屋上のテラスやガラス張りの食堂を見学させてもらいました。岡山城が見える新しい社屋で仕事がしてみたかったなぁ…
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芍薬が綺麗に咲いています。
1枚目は花が開く前の様子です。
父・千左得意の象嵌(ぞうがん)手法による線模様の花入で、松灰釉の上に青白いワラ灰釉が掛かり、流れた釉薬が下部に溜まっています。
小ぶりな花入ですが、模様が印象的で存在感があります。
家に咲く椿も沢山咲いてきました。お床には母が私の花入に椿を生けています。花は季節を感じさせてくれます。
3月12日付の山陽新聞で発表されましたが、中国地方のトップ作家が集う公募展、第64回日本伝統工芸中国展の審査が行われ、父・黒井千左の「彩色象嵌鉄絵花文大皿」が最高位の特別賞・金重陶陽賞を受賞することが決定しました(画像は受賞作品ではありません。象嵌の制作風景の様子や象嵌作品の一例です)。
千左が得意とする象嵌作品が評価されての受賞で、本人もとても喜んでいます。
象嵌(ぞうがん)は器を成形した後、少し乾燥させて器の表面を鉄のカンナなどで彫って、異質の色土などを埋めて表面を削って綺麗に整えて仕上げます。
性質が違う土を掘って埋めるため、乾燥時に土が切れるリスクが非常に高く、50センチを超える大皿などは、切れると修復しても必ず切れてしまい、品物になりません。体力と忍耐が必要で年齢を重ねると大きな負担になります。
今回も締切ギリギリまで粘って制作して、完成度の高い作品が出来、受賞に繋がりました。
5月19日から岡山会場は天満屋岡山店で、鳥取会場は6月15日から展示されます。
私の作品は今年は入選でした。父の作品と共に展示されます。
暗い話題が多い中で、明るい春の便りをいただきました。
3月、早春ですね。まだまだ寒さは残りますが、暖かな過ごしやすい日も増えてきました。
さて、3月の12カ月茶盌は桜です。まだ梅が咲いている時期ではありますが、旧暦で絵が描かれているので、実際より少し季節は早目です。
形状は四角で、切り高台が一カ所あります。この茶盌は窯変(ようへん)と呼ばれる窯の中で枇杷色から若草色に変化した割合的に少ない焼けになっていて、釉薬もやや薄く、侘びた風情が強く感じられます。
お皿は私、鉄釉紅彩幾何文組皿(黒井博史 作)の1枚です。アクセントが強目の文様ですが、和菓子をのせると映えます。
お菓子は息子のお友達のお母さんからいただいたもので、色目や形がかわいいので、お皿に合うなぁと思ってのせてみました。
公募展出品や個展が近いこの時期は、毎年短い間隔で窯焚きをします。先週に続いて窯焚きでした。
前回紹介した新しい翡翠の釉薬と同じ系統で、前回のテストピースでいい結果が得られたポイントを調合して、実験で作品に掛けて焼きました。
調合を少し変えた透明度が高い黄緑色系の色合いで、キラキラと輝きもあって狙い通りに仕上がり、釉薬表面のピンホールもなく、焼成温度いいようです。自然に流れた器外側の釉薬の溜まりもきれいで、前回の釉薬とはまた少し異なる雰囲気で、興味を持ってもらえるかなと思います。
今回ほどスムーズに新しい釉薬が使える段階まで進めたのは珍しいです。失敗の引き出しが多い分、それが少しは生きてきているのかも。
2月に入って、窯焚き準備に追われてた日々。今日、1回目の窯出しをしました。新しい釉薬の研究をしてきた中で、作りたかった翡翠色の釉薬が一つ使えるメドが立ちました。
並行して調合を変えたテストピースを10パターン以上作った物も同じ翡翠でも雰囲気が違う色合いのものもできて、次の窯焚きで製品化に向けた実験をやってみようと思ってます
今日の窯出しは、いつになく失敗が多く、大きな収穫はこれくらい。そんな時もあると近々予定している次の窯焚きに向けてリスタートです。
明日から2月。あっという間に1ヶ月が過ぎたような気がします。
12ヵ月茶盌の2月、梅茶盌です。
この茶盌も人気が高い茶盌で、正面にかわいい梅の花と枝ぶりが描かれています。切り高台があり、上から見ると柔らかい三角の形をしているのが特徴です。
このサンプル茶盌は窯変(ようへん)と呼ばれる若草色と枇杷色が入り混じった色合いで、素地土の鉄分が比較的少なめなので、淡い色合いで、侘びた風情が感じられます。
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