新しい釉薬2

公募展出品や個展が近いこの時期は、毎年短い間隔で窯焚きをします。先週に続いて窯焚きでした。
前回紹介した新しい翡翠の釉薬と同じ系統で、前回のテストピースでいい結果が得られたポイントを調合して、実験で作品に掛けて焼きました。

   

 

調合を少し変えた透明度が高い黄緑色系の色合いで、キラキラと輝きもあって狙い通りに仕上がり、釉薬表面のピンホールもなく、焼成温度いいようです。自然に流れた器外側の釉薬の溜まりもきれいで、前回の釉薬とはまた少し異なる雰囲気で、興味を持ってもらえるかなと思います。

 

今回ほどスムーズに新しい釉薬が使える段階まで進めたのは珍しいです。失敗の引き出しが多い分、それが少しは生きてきているのかも。