窯変櫛目花入 黒井千左作

上部に櫛目を入れてあり、涼しげな作品となっています。また窯変と呼ばれる若草色とびわ色が入り混じった色合いで、落ち着いた花入です。

白い花はムクゲで俗称を祇園守(ギオンマモリ)と言うそうです。内弁があり、八坂神社(祇園さん)の神紋に似ていることからその呼び名がついたそうです。面白いですね。

その下の花は前回に続いてフウセンカズラです。大きく育った風船部分を含め、大事に育てている息子に分けてもらい母が生けました。