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作業工程

作業工程

ロクロ成形後に高台を削った状態

ロクロで成形後、半乾燥させて削り頃になった器をカンナと呼ばれる帯鉄で出来た道具で、高台(こうだい)=底を削って、形を削りだし、次の工程・素焼をするために、自然乾燥させて、素地土に含まれる水分を飛ばした状態のもの。

①の器を素焼した状態

①の器を800℃(最高温度)まで上げて素焼したもの。
これで、釉薬(ゆうやく)=上薬(うわぐすり)を掛ける前の状態まで仕上がる。

釉薬(ゆうやく)=上薬(うわぐすり)

いよいよ素焼の素地に釉薬(上薬)を施釉します。
虫明焼の代表的な天然の松の木の灰を基調とした灰釉(釉薬)です。
独自の調合によって作った釉薬で、全ての原料がきちんと混ざり合うようにしゃくでしっかり混ぜます。
原料によってはしばらくすると、底に沈殿してしまうことがあるので、特に注意を払います。

釉薬を掛けた状態

釉薬の準備ができると、器を釉薬に浸して掛けます。
この時の釉薬の厚みが、発色や釉調に大きく影響します。
灰釉だと、厚くかけると色合いが深くなり、貫入(かんにゅう)と呼ばれる素地土と釉薬との収縮率の差が出来た時に出来る釉薬表面のヒビが入りやすくなります。
逆に薄いと、色合いは浅く、貫入は入りにくくなり、濃さによっては焦げが出来たりします。
焦げもでき方によっておもしろくなります。

本焼して完成した作品

釉薬を掛けた作品を1250~1280℃の高温で本焼します。
950℃から松の割木を窯の横の焚口にくべって、窯の中を無酸素に近い状態に変えていきます。
松の木の煙をたくさん釉薬が吸った部分が若草色に、あまり吸っていない部分が枇杷色(びわいろ)に発色します。
松の割木の焚き方や煙の流れ、器の置いた位置、置き方で色合いが決まります。