窯焚き月間を終えて

随分と久しぶりの更新です。予告もなく、更新できずに月日が過ぎてしまいました。

 

毎年6月は、夏に出品予定の様々な公募展用の作品や秋の個展に向けた制作で、1年で一番ストイックに制作に打ち込む月です。梅雨の時期と重なって毎年、憂鬱な時間でもあり、モチベーションを保ちながら、どんな作品に仕上げようか想いを巡らせながら、悩みつつも、デザインを考えて取り組みました。

 

公募展は自分の作品への評価を確認する機会でもあり、それに挑戦することで、もっといい作品を作ろう、おもしろい作品を作ろうというやる気を駆り立ててくれるものでもあります。それが全てではないと思っていますが、入賞や入選できれば嬉しいし、選外になれば悔しさ一杯で、腹も立ちますが、じゃあ今度こそはという前向きな気持ちにもさせてくれます。それが新しいことへの挑戦だったり、自身の成長につながるので、挑戦し続けなければいけないと思っています。

 

でも、精神的に疲弊します。いいデザインだと思って実際にやってみると、思ったようにならないことは多々あるし、釉薬の色合いや焼けが思い通りにならなかったり・・・これは!!!という作品を一つ仕上げることもとてもとても労力と根性がいるものです。公募展に出品せず、周りの評価を気にしない作陶生活の方がずっと楽なんでしょうけどね。虫明焼を全国に広めるには、必要なことだと思って頑張っています。

 

公募展用の作品は直径50センチ程度の大鉢や皿のような大物が多いので、私も大物を失敗を考え、いくつか作ります。しかし、大物は時間もかかるし、窯でのスペースを取るので、個展などでメインとなる小物を焼くスペースが減り、よく売れる商品があまり焼けないということにもなります。大物は今の時代、昔ほど売れるわけではないので、個展用の作品をたくさん焼かないとだめなのに焼けないというジレンマがあります。

 

こうした公募展用の作品とDM制作のため早めに個展用の作品を焼く必要があるため、毎年6月はとても力の要る月です。

 

窯焚き前には新しい釉薬を実験するため、夜は制作または釉薬研究・調合で深夜まで作業が続きます。どんなに忙しくても、たまにガス抜きして、リフレッシュできれば仕事へのやる気が増してくるので、飲みは必ずどこかで入れるんですが、今回は5月中旬から7月初めまで、1度も入れず、ホントにたまの休み以外はお酒を断ってやってみました。それがいいとは全然思いませんが、今年に懸ける気持ちから、何となくいつもと違う形でやってみました。

 

それが結果として出れば、最高なんですが。出品作品の出来はいい出来です。気持ちよく、窯焚きを終えられたので、ひとまず良かったです。

 

来週、前の会社の同期とやっと飲みです。

 

また、ぼちぼちブログ書いていきますので、覗いてください。